コルチゾールは副腎皮質から分泌されるホルモンです。人体の恒常性を維持するため人間にとってかならず必要なホルモンです。
このホルモンは、タンパク質、糖、脂質の代謝に関与したり、免疫力や炎症に関わったりもします。
コルチゾールがバランスよく分泌されていれば何も問題はありませんが、分泌量が少なくなってしまったり、逆に多すぎてしまうと人間に影響を及ぼすことになります。
例えばコルチゾールが少なすぎると、糖の代謝に関与しているホルモンであるため、血糖値を低くしてしまう恐れがあります。
また、コルチゾールはストレスホルモンとも言われ、ストレスに反応して過剰に分泌されることがあります。
ストレスによって過剰に分泌されてしまうと、空腹を感じてしまいダイエットに対して悪影響を及ぼします。ストレス太りはこの理由から太ってしまうわけです。
また、それ以上に気を付けたいのは、脳の海馬を萎縮してしまう恐れがあることです。要するに物覚えが悪くなってしまったり、思い出すことが困難になってしまう場合があります。
あのアルツハイマーでも海馬が萎縮してしまいますので、なんとなくでも想像できるかと思います。
年齢を重ねれば同じようなことが起こり得ますが、年齢だけではなくコルチゾールの影響もあることを記憶しておきましょう。