コルチゾールは多くてもすなくてもNG

コルチゾールは多ければ良い、少なければ良いというわけではなく、1日を通して必要な量が分泌され、多く必要な時には多く分泌されるのが望ましいホルモンです。

コルチゾールが多すぎると脳機能の低下を招いてしまったり、伝達物質が不足してうつを引き起こしてしまう、睡眠中少なくなるはずのコルチゾールが多過ぎれば、睡眠障害である過眠あるいは不眠を引き起こすなど様々な問題が生じます。

以上はコルチゾールが多い場合ですが、少な過ぎる場合には、炎症が治りにくくなったり、低血糖状態になってしまう可能性や胃腸障害を伴ったりします。

人間は長い期間ストレスが続く状態にさらされると、副腎が疲労してしまい副腎不全に似た症状を起こす可能性があるとも言われていますが、はっきりした根拠はなく今の医学では証明されていません。

いずれにせよ多すぎても少なすぎても健康さえ害する可能性があるホルモンがコルチゾールです。

ストレス太りという言葉がありますが、ストレスを感じてコルチゾールが過度に分泌されると本当はないはずの空腹感を感じてしまい、カロリーを必要以上に摂ってしまう状態になります。

このような状態だと感じたらコルチゾールが多すぎである可能性があります。

ストレスを感じない生活は生きていく上で不可能です。しかし、過度なストレスは害になりますので、コルチゾール 抑制するサプリなどを摂るのもひとつの方法です。

コルチゾールとストレス

コルチゾールは主としてストレスと低血糖に反応するホルモンです。なのでストレスホルモンという呼び方もあります。

というとストレスを感じると出るホルモンのように思いますが、コルチゾールが分泌されるのはストレスを感じた時だけではなく1日を通して分泌されるホルモンです。

睡眠中の間は少なく分泌され、起床前から増え始め起床時に一日のピークに達します。1日を通して一定量分泌されるコルチゾールですが、ストレスを感じると分泌量が増えます。

これは、ストレスを感じる=平常心でいられない状態=闘ったり、逃避するため

この状況においてストレスに耐えるために交感神経を刺激する役割を持っています。

ストレスは何かしら悪者のようにも聞こえますが、ストレスがない=何も刺激がない状態になりますので、生きていく上では必要なものです。ストレスにしてもコルチゾールにしても多すぎると様々な問題を引き起こします。

コルチゾールも多すぎると悪なわけですが、ストレスを感じた時に少なすぎてもこれまた問題になります。

コルチゾールは抑制するのが正解とか少なくするなどといった検索がされていますが、多すぎても少なすぎても問題になるホルモンです。

ストレスフルな状況で、例えば本来空腹を感じない時間などに空腹感があるなどはコルチゾールが多く分泌されている可能性があります。

コルチゾールとは

コルチゾールは副腎皮質から分泌されるホルモンです。人体の恒常性を維持するため人間にとってかならず必要なホルモンです。

このホルモンは、タンパク質、糖、脂質の代謝に関与したり、免疫力や炎症に関わったりもします。

コルチゾールがバランスよく分泌されていれば何も問題はありませんが、分泌量が少なくなってしまったり、逆に多すぎてしまうと人間に影響を及ぼすことになります。

例えばコルチゾールが少なすぎると、糖の代謝に関与しているホルモンであるため、血糖値を低くしてしまう恐れがあります。

また、コルチゾールはストレスホルモンとも言われ、ストレスに反応して過剰に分泌されることがあります。

ストレスによって過剰に分泌されてしまうと、空腹を感じてしまいダイエットに対して悪影響を及ぼします。ストレス太りはこの理由から太ってしまうわけです。

また、それ以上に気を付けたいのは、脳の海馬を萎縮してしまう恐れがあることです。要するに物覚えが悪くなってしまったり、思い出すことが困難になってしまう場合があります。

あのアルツハイマーでも海馬が萎縮してしまいますので、なんとなくでも想像できるかと思います。

年齢を重ねれば同じようなことが起こり得ますが、年齢だけではなくコルチゾールの影響もあることを記憶しておきましょう。